2007年8月13日

流れ星ひとつ

今日はペルセウス座流星群極大日

「星は見たいけど,長時間車に乗るのは嫌だ」と言うので,
遠出はあきらめました.しかたなく,極大時間のころ,
ちょっと外に出てみると,夕方からの強風のせいか,
意外に済んだ星空.こと座の5星がすべて見える程.

そして,見始めて5分ほどで,ぴゅーん.
りゅう座のあたりを -1 等程の流れ星が!
ラッキーでした.

以下うんちくです.
流星群ってのは,彗星の通り道に地球が突っ込むことで
彗星が残した大量の塵がふりそそぐというもの.
いちばん有名なのが,しし座流星群.(しし座流星群をみましたか
彗星が33年ごとに戻って通り道に塵を残していくので,
その度に雨のように流星が流れます.
ペルセは安定して多くの流星が流れるのと,
一晩中星を眺めるのに適した時期ということで有名.

彗星の通り道に突っ込んでいく,つまり,地球の進んでいく
方向から流星が流れることになり,それが輻射点.
流星群の名前は輻射点のところにある星座からつけられる.
輻射点どんぴしゃのところにある塵は,真正面に流れてくるので,
ピカッと光って,消えるという見え方に.
輻射点から離れれば離れる程,長い軌跡を描くことに.
なぜそうなるかは,絵に描いてみましょう.