デジタル教科書のかたち
デジタル教科書...とはということは今日は書くのをやめて
デジタル教科書に絶対必要な構造は,後から教材が組み込めることだと思っている.
日本の教科書は検定制度に縛られている.
デジタル教科書になったとき,この制度が変わるかもしれないが,
現状ではこのしばりを想定外にすることは無理がある.
検定制度がある以上,デジタル教科書に最初からあらゆる教材が組み込まれていることは想像し難い.
あらゆる教材を検定するなんて無理だからである.
また,最初に組み込まれた教材しか呼び出せないデジタル教科書なんでつまらない.
世の中にはすぐれたデジタル教材を作れる人がいっぱいいる.
その人たちの教材を組み込みたくなるのは当然である.
また,自分で作った教材を組み込めないのもおかしい.
紙を使う必要のないちょっとしたプリントも,
デジタル教科書上で動かせることは,デジタル教科書の意義を高めるはずである.
そうなると,
- 教科書と最低限の教材が組み込まれたものが配布される
- いろいろな出版社等が様々な教材を配布,販売
- 教育委員会や学校,もしくは先生が選び,それを組み込める
- さらには,先生が作った教材も日々組み込める
という形がよいと考えている.
それをカタチにすることを学生にやらせているのだが,
とりあえずおおざっぱなことができるかどうかを試してみた.
環境は,PDF + Adobe Acrobat
このままデジタル教科書の基盤にするというレベルは無理だったが,
自分のイメージを表現することはできた.
何ページのこの辺をクリックすると,ポップアップメニューが出てきて,
そのメニューをえらぶと,画像が表示されたり,webページが表示されたり,
というのを,テキストファイルで定義できるようにできた...ってこと.
めでたしめでたし.
以降は仕組みの覚書...