2007年6月24日

小学校教員養成の仕組み

asahi.com:理科離れ対策に「博士」の先生増員を 学術会議が要望 - 暮らし

小学校教員養成系も専門分野(国語とか数学ってこと)に
わかれているのを知ったとき,とても不思議だった.
ピーク制という言葉の意味を知ったのもそのときだった.
でも,現場の方々に聞くと,それはそれで意味あることらしい.

ただ,この問題の元凶は,ピーク制の影響があると思う.
たとえば,国語科の学生は理科のおもしろいところや,
教え方なんて,ほとんど学ばないし,触れる機会もない.
そもそも,入試科目にないので,嫌いな人でもOK.

もちろん,理数系の先生は文系の教科をきちんと
教えられるの?という逆の立ち場もあるけど,
文系の教師の理系科目嫌いは,その逆よりも顕著だと思う.
自分が理系人間であるひいき目を除いても..たぶん..

小学校教員養成にピーク制を敷く限り,
この問題の解決は難しいだろうなぁ.

根本的なところから変えていかないと...
理科指導員の配置の話も挙がっているが,
そのうち,小学校教師は「担任」だけしか仕事がなくなるのでは?

また,ピーク制がよいのであれば,
大学院出の教員を増やそう というのとからんで,
教員養成系の学部不要論が出るのでは...
普通の大学を出た学生を対象に,教員のための技術や知識を
教員養成大学院で実践的に教えた方がよいのでは?