2010年9月 5日
今度は反対派の決起集会か
デジタル教科書の議論が熱い
でも,どの議論も,自分の主張だけを強く言って,
よい道を探して行こうという流れが見えないことが多い.
「小学校では紙なくさない」…デジタル教科書シンポ : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)では,
- 論理的思考力や創造性が育つのか
- 情報機器の常時使用による「注意力散漫」の恐れ
とか言って,反対意見が多いようだ.文字・活字文化推進機構っぽい感じだ.
教育改革の議論では,なにかを導入しようとすると,導入の意義として示した事項について,
そして,懸念される事項についてなど,有効性をきちんと示すために実証実験をするべきだとなる.
そして,大量の年月とお金をつぎこんで実証実験がされる.
実証実験が終わっていざ導入しようとする段階になると,
今度は「使ってみたけど俺には役に立たない」「実証実験のデータは局所的なものだ」と感情論的になる.
自分の主義に合わない策は,どんなことしたって導入したくないわけだ.
ここでは反対派に対する問題を書いたけど,賛成派にも同じような問題がある.
こうして日本の教育改革(特にICT活用と情報教育)は遅れていく.