2003年3月18日

枠なし文字列認識関連

訂正インタフェース
 枠なし文字列認識を利用した文字列入力インタフェースの研究を進めている.認識には誤認識がつきものであり,枠なし文字列認識も例外ではなく誤認識が起こる.文字単体の誤認識に加え,文字の区切り位置の誤認識が起こりうる.そこで,文字訂正に加え,区切り位置の訂正方法を提案した.
 編集モードにおいて,切り離されている部分を結ぶ線を描くとその部分が結合される.また一つ部分に線を引くとそこを境に二つの部分に分割される.また囲み線を描くと,それに囲まれている部分が一文字となる.文字単体の認識が間違っている場合,一文字の領域の隅をクリックすると他の候補が表示される.また,候補に正しい文字が入っていない場合は,隅から筆記を開始することで,書き直しをすることができる.
資料
研究発足段階における企画資料 (1998.6). PDF
坂東宏和,福島貴弘,加藤直樹,中川正樹:枠なし手書き文字列認識における誤認識訂正インタフェースの研究,情報処理学会研究会報告(HI-98),pp.81-88 (2000.7). PDF
坂東宏和,福島貴弘,加藤直樹,中川正樹:枠なし手書き文字列認識における誤認識訂正インタフェース,情報処理学会論文誌,Vol.43, No.6, pp.1996-2005 (2002.6). PDF
クライアントサーバ方式
 PDA などに文字認識処理を搭載する場合, CPU 速度やメモリ容量の制限で認識率や認識速度を犠牲にしなければならない.特に枠なし文字列認識は処理が重く,辞書のサイズも大きく, PDA などに搭載することは難しい.そこで,文字認識エンジンはサーバに置き,文字認識を行う場合にはクライアントからそのサーバへアクセスする方式を提案した.この方式では,文字認識処理をバージョンアップした場合も,すべてのクライアント上のエンジンを交換することなく,最新のエンジンを利用することができるというメリットも生まれる.
資料
依藤充範,櫻田武嗣,加藤直樹,中川正樹:ネットワークを介した枠無し手書き認識のためのクライアント・サーバ方式,情報処理学会第65回全国大会論文集,vol.3,pp.523-524 (2003.3). PDF